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介護事業所がうまくいかない理由(わがままな職員/勝手な判断をする職員) – まずは組織分析から

人の面での組織分析をしたことがない法人がほとんど

弊社の事業ノウハウの柱の一つに組織分析があります。
組織分析は、どの法人でも会計・財務分析を決算時に必ず行います。
しかしながら、お金の面での会計・財務の分析は実施するのに、人の面での組織分析は会社創業以来実施したことが無い法人の方が多いようです。

組織分析は、財務分析の様に比較的わかりやすい指標で行う事ができます。
因みに組織分析システムの構造は、どんな実施手法であってもだいたい10万人から30万人程度のバックデータを基に、自社の社員一人ひとりがバックデータと比較的して現在どのような状況であるかの個人特性分析と集積を行い、そこから組織成員の集合体としての組織そのものを組織心理学的、統計学的、科学的な分析手法を用いて現状を解析していくスタイルとなります。

つまり、現在の自社の組織風土や社風、組織能力の成長度合いや疲弊度等組織の見える化をおこないますので、かなり高度な分析能力が要求されます。
それだけに出てきた結果は、経営者の経営の舵取りの成績表となり、分析結果のプレゼン時は、ほとんどの社長さん達はとても緊張すると言われます。

経営者の直感・主観と分析で得られる会社の問題点・課題点

今まで多くの一般企業の組織分析を実施してきましたが、99%程は社長が日頃、経営者の直感的あるいは主観的に見立てていた自分の会社の問題点や課題点が正しい事を裏付ける結果がでます。日頃社長が社員に言ってきた、思っている、感じている事が間違いないと証明され、多くの経営者は自分の采配に自信をもたれ、経営者自身のモチベーションがアップします。
つまり、社長の主観が高度な客観データを持って裏付けがとれるのです。

そして、社員の中で(管理職から上級幹部層が多い)会社経営や自組織に対する不満を言い続け、結局、組織能力の低下を招いている層が、建前的には会社の将来や仲間の為にと会社批判をしているのが、実は自分の為だけに居心地の良さを追求し、自己主張を繰り返し、我を通しているだけで、自分の損得を周りの同僚を巻き込んでいるだけであることも客観的にあぶり出されます。

社長が変わることが必要なケースも

しかしながら、残念ながら残り1%は社長自身に問題があり、社員に軸足をおいた、人が育つ組織作りをおこたり、利益追求を会社経営の最大の目的(利益を追求するのは経営的には正しい経営姿勢です)にして、社員を交換のきく、たんなる労働力としてしか捉えていないことも分析結果としてわかる場合もあります。

往々にして、そういう場合は分析結果を社長が経営幹部に公表することがありませんが、その場合でも、分析結果をみて深く落ち込み考え込む経営者がほとんどです。
そして、社長自身が反省し自己変革をし、組織の建直しに腹をくくり社員と共に組織能力向上の為に邁進されます。
あとは、残念ながら分析結果に鍵をかけ、今まで同じく他責に走ります。
他責に走るのは、もちろん自分の非を認めたくないために、幹部や管理職はては一般職層の社員までに責任を押し付けるのです。
それほどの結果がでる分析ですので、どの経営者もプレゼン時は非常に緊張されるのです。

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