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長崎県社会福祉法人経営者協議会「経営セミナー」に登壇いたしました。

2018年12月17日 長崎県社会福祉法人経営者協議会「経営セミナー」

本日は長崎県社会福祉法人経営者協議会様が主催された「経営者セミナー」へご招待いただき、SPEC経営研究所の佐藤が講師として登壇いたしました。

今年の7月にマリンメッセ福岡でCareTEX福岡2018が開催されましたが、そこに長崎県社会福祉法人経営者協議会の関係者の方も参加されていたようで、「同様の話を長崎県の事業所の皆様にも聞いて欲しい」とのご意向から今回のご縁をいただいた運びです。

テーマはCareTEX福岡2018と同様、「人材定着と組織力強化のための職場改善ポイント」でした。

会場である長崎県総合福祉センターには、午前開始にもかかわらず多数の方に足を運んでいただきました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

やはり人材に関する問題意識は、福岡県に限らず、あらゆる地域で大きな関心ごとのようですね。

セミナーの概要

「人材」を切り口にした職場改善のポイントを網羅的にお話しました。

その中でも、特に力を入れてお伝えしたのは、やはりヒューマンスキルの重要性です。

事業所の盛衰は、テクニカルな専門性の優劣よりも、ほとんどの場合ヒューマンスキル(人間性・意識など)の高低に左右されるというのが、SPEC経営研究所の基本的な考え方です。

「あの大企業・有名企業が思わぬ苦境に立たされている」というニュースを耳にしたことはありませんか?

よければここで思い出してみてください。

そして思い当たる事例が出てきたら、その発端となった出来事を少し調べてみてください。

何らかのきっかけとなる不祥事やトラブルが見つかると思います。

そしてそのほとんどは、専門性に致命的な原因があったというより、人として、組織人として未成熟だったのでは?という印象を受ける内容ではないでしょうか?

いわゆる一流される企業であっても、誰が見ても「それはマズイよね?」と分かる轍を踏んでしまう。

この理由こそ、ヒューマンスキルが欠如に他なりません。

いわゆる一流企業・有名企業は、高い採用競争力で、高学歴・有能な社員を採用しています。

また多大なお金をかけて教育研修を行っているはずです。

そして給与面でも、多くの人が羨むような高水準の待遇でしょう。

しかしヒューマンスキルが伴わなければ、どれだけ能力があっても、教育研修でスキルを磨いても、また有能な人材を高待遇で囲い込んでも、組織にとってプラスに働くとは限らないのです。

むしろ優秀であるがゆえに、組織のベクトルとギャップが生じたときの悪影響も大きいと言えます。

「集団」「組織」全くの別ものです。

集団とは、単なる人の集まりに過ぎません。

一方、組織とは、一つの目的に向かって有機的に機能していくチームのことです。

我々は組織を作っていかなければなりません。

そして組織力の基盤となるのがヒューマンスキルなのです。

それが備わって初めて、磨いてきた専門スキルや技術力などが活きてきます。

労働集約型産業である介護・福祉・医療業界は、特に、「人」の影響をモロに受けます。

どれだけ技術が進歩しても、人を抜きにしてサービスが成立しないからです。

その意味で、他業界よりも一層、ヒューマンスキルが重要視されると言えます。

逆に言えば、ヒューマンスキルを強化し、集団を組織化する効果的な方法論・ノウハウを有している事業所は、この業界で圧倒的優位性を保持することになるでしょう。

介護・福祉業界も淘汰の時代に入ったと言われて久しいですが、SPEC経営研究所は、事業所の生き残りを左右する鍵をヒューマンスキルが握っていると考えています。

参考事例の紹介

外部環境が目まぐるしく変化する中にあっては、現状維持=衰退だと言われます。

しかし、新しいチャレンジは常に不安なものです。

そこで、もし、今から実行しようとしているチャレンジと同様の取り組みをすでに実施した事業所から、上手くいったこと・思うようにいかなかったことを教わることができるとしたらどうでしょう?

その不安は大きく軽減されるのではないでしょうか?

今回のセミナーでは、一例として、福岡県久留米市にある社会福祉法人はぜの実会様の事例を紹介させていただきました。

時間の関係上、微細に入っての説明は難しかったのですが、はぜの実会様に確認をとったところ、「業界発展のために自分たちの事例が参考になるならば、有益な情報はどんどんとオープンにしていく」と仰っていただきました。

はぜの実会様はその取組内容・経緯・経過を、「はぜの実ニュース」というブログでも積極的に発信していらっしゃいます。

よろしければ一度、ホームページにアクセスされてみてはいかがでしょうか?

また、もっと詳細に知りたいということであれば、電話でのお問い合わせや施設見学も応じてくださるそうです。

少なくとも知って損になることはまずありませんので、ぜひ情報交換の協力を仰がれてみてはいかがでしょうか?

きっと快く応じてくださることだと思います。

おわりに

最後に、この度のセミナーの企画・運営に携わって下さった関係者の皆さまに、あらためてお礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。

SPEC経営研究所  山本

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