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現場レポート③(社会福祉法人はぜの実会様)

今回も久留米にある社会福祉法人はぜの実会様での取り組みを紹介いたします。

 

内容は第2回ヒューマンスキル研修(一般職・管理職)で、一般職を3グループ、管理職を1グループの合計4グループという編成で実施しました。最終グループは11月8日に実施した管理職グループで、これをもってヒューマンスキル研修は終了となります。

今後ですが、管理職のみ12月にテクニカルスキル研修を実施予定です。

 

 

さて、それでは今回の研修に話を戻します。

 

構成は午前中が講義形式、午後からはグループワーク中心でした。

グループワークでは、一般職の皆様には理想の部下像・後輩像について、管理職の皆様には理想の上司像について、大いに議論してもらいました。

 

 

 

初回と比較して驚いたのは、グループワークの雰囲気の変化です。

第一回ヒューマンスキル研修でもグループワークはありましがた、取組姿勢に明らかな変化が見られ、かなり活発に意見が交わされるようになりました。

 

 

研修前後の所感として、経営幹部の方から「とくに報連相に関して、変わった人はガラッと変わりました!」とのお話をお聞かせいただきました。

「常日頃から報連相の重要さは説明しているのですが・・・」と苦笑されていましたが(笑)

 

同じことを言っても、誰が言うかで受け止め方が全く違うというのは、仕事に限らず様々な場面で見られることです。

教育訓練をより効果的なものにするために、上手く外部の力を利用していただくというのも一つのアイデアかも知れません。

 

 

これまでの研修を受けて、はぜの実会様では、各職層から選抜したメンバーによるプロジェクトチームを発足させることを決定されたそうです。

さしあたり、まとめ上げた理想の部下像・上司像を全職員で共有し、プロジェクトチームを中心に現状とのギャップを検証するとのことです。

そしてそれらを事業計画に落とし込むことで、絵に描いた餅で終わらせることなく、組織としてさらなる高みを目指そうとなさっています。

 

「外部に依存するのではなく自走できる組織へ」はSPEC経営研究所による支援のコンセプトです。

はぜの実会様がスピーディにアクションを起こされたという事実は、地理的な距離を超えて利用者様や職員から選んでもらえる施設に向かって、一歩、確実に自走し始めたことを意味するのではないでしょうか。

そのような姿を拝見していると、今回のご支援の最も大きい収穫は、経営幹部の皆様が「具体的に行動してみよう!」と思えるだけの雰囲気や手応えを醸成できたことではないかと、個人的に考えています。

 

具体論に踏み込んだからこそ出てくるお悩みもあるかと存じますが、軌道に乗るまでできる限りのご支援をさせていただきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

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