useful-info

離職率を効率的に改善するためのポイント①

私事ですが、先日、体調を崩して掛かりつけのクリニックに行きました。

通院し始めて3年ほど経ちますが、自分の体調について最初に意見を訊くのは、そのクリニックの先生と決めています。

 

受付で診察待ちをしている間に、「なぜそこまでの信頼を置くようになったのか?」を改めて考えていたのですが、診察室に呼ばれて診察を受けているときに答えが出ました。

 

 

理由は、たった一つ。

 

診察、つまり「現状分析」がとても丁寧なのです。

 

 

根拠がはっきりしているから「○○という薬を処方しますね。」といわれても、非常に納得感がありますし、「きっと適切な判断なんだろう」という安心感もあります。

 

 

 

しかしこれが、事業所の、特に「人」がからむ局面になると、現状分析が曖昧なまま処方箋を書こうとしていることが珍しくありません。

 

今回のテーマ「離職率」で言うならば、上層部が、職員の退職理由を正確に把握していないケースです。

 

というのも、機会があって職員の方と面談したときに、

 

「ここ1ヵ月で○人退職して・・・上層部には『親の介護の事情で』と伝えたようなのですが、実は、職員だけで話をしているときには『将来が漠然と不安』と漏らしていたんですよね・・・」

 

といった本音を耳にすることがよくあるのです。

 

 

現状分析が正しくなければ、対策も的を外してしまいます。

 

 

これまでの退職者の離職理由は、整理していつでも確認できるようにまとめてあるでしょうか?

その離職理由は建前ではないでしょうか?

 

 

 

この点は、離職率の高低にかかわらず、丁寧に検証して損はしないと思います。

もしかすると組織改善の貴重なヒントになるかもしれません。

 

 

 

それでは次回は、離職理由について、介護業界を俯瞰してその傾向を分析してみましょう。

業界の傾向と自事業所の現状が一致しているとは限りませんが、参考資料としては大いに有用かと思いますのでお楽しみに。

 

 

 

記事署名:SPEC Labo 山本慎太郎

ご相談・お問い合わせをお待ちしております。

092-555-2722

平日9:00〜18:00 (休・祝日を除く)

お問い合わせ

メールは24時間受け付けております。

こちらの記事も読まれています。

  • 令和3年度福岡市訪問介護事業業務効率化支援事業 実績報告令和3年度福岡市訪問介護事業業務効率化支援事業 実績報告 昨年度末にて、令和3年度福岡市訪問介護業務効率化支援事業は全て終了となりました。 新型コロナウイルスが流行する中での支援となりましたが、 有限会社であい様、麻生介護サービス株式会社アップルハート福岡南ケアセンター様は 自分達の課題解決に真摯に向き合われ、我々SPEC経営研究所のメンバーも大変感心させられる場面が多かったように思います。 今回の支援により […]
  • 「令和6年度介護事務効率化支援事業 特別セミナー」介護事務効率化のための新処遇改善加算徹底解説「令和6年度介護事務効率化支援事業 特別セミナー」介護事務効率化のための新処遇改善加算徹底解説 【セミナー内容】 総論 具体的な改正点 対応策 【講師】 西田行政書士事務所 西田雄一  福岡県内を中心に、障害者施設・介護施設・児童福祉施設の新規開業に伴う許可の取得をメインに行い、事業所の設立から運営まで幅広くサポートを行っている。 【事例発表会】 特別セミナー後には現在中の令和6年介護事務効率化支援事業の進捗報告会を開催致します。   […]
  • 何から手を付ければいいか分からないときに確認すべきポイント「離職率」何から手を付ければいいか分からないときに確認すべきポイント「離職率」 「付加価値率」「損益分岐点売上高」「労働生産性」…   組織の強みや健全性を測定する指標には様々なものがありますが、皆様が重視されるのはどんな指標でしょうか?   組織の価値観はもちろん、業種や業界によっても左右されるでしょうが、殊、介護福祉業界においては、常に「離職率」をチェックしておくことをオススメします。   […]
  • 現場リポート②(社会福祉法人はぜの実会様)現場リポート②(社会福祉法人はぜの実会様) 10月に入って急に涼しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 今回も引き続き社会福祉法人はぜの実会様での実際の取組みをご紹介いたします。     SPEC経営研究所のご提案の特徴は、正職員・非正規職員・パートといった雇用形態の区別なく、正真正銘「全職員」が一丸となって組織改革に取り組んでいただく点にあります。 &nbs […]
  • 人事考課制度の是非について③人事考課制度の是非について③ ①と②の記事で人事考課制度の本来の目的と機能、さらには人が人を評価する難しさを記しました。 考課者(上司)と被考課者(部下)の価値観(常識)や主観(好き嫌い)を100%客観性に近づける事は難しいですが、全社員を組織自体が持っている価値観や主観に近づける事により、その企業に合った納得性の高い仕組みとして人事考課制度を機能させる事が可能であるのは事実です。 ただ、人であれ、組 […]
  • 「シフト制」労働者の雇用管理を適切に行うための留意事項~厚生労働省「シフト制」労働者の雇用管理を適切に行うための留意事項~厚生労働省 パートやアルバイトを中心に、労働契約の締結時点では労働日や労働時間を確定的に定めず、一定期間ごとに作成される勤務割や勤務シフトなどにおいて初めて具体的な労働日や労働時間が確定するような形態があります。 このような契約には柔軟に労働日・労働時間を設定できる点で当事者双方にメリットがある一方、労働紛争が発生することもあります。厚生労働省が、使用者が現行の労働関係法令等に照ら […]
PAGE TOP